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幼児教室 子育て支援


by child-popup

思い出:表面じゃなく"心"が通じる

幼稚園に10年もいると、教育実習生の指導員をすることも度々ありました。

幸か不幸か私の指導は実習記録が特に厳しく、“先生の卵”達は泣きながら(?)何度も書き直しをさせられました。

こどもも千差万別、よって保育も違ってきます。
何をどうするべきかは先生がこうしたいという思いではなく、子どもの状態によって決まります。
それにはまず、子どもをよく観る ということなのですが、これが大変。

ある実習生は本当に一生懸命でした。
何度もダメ出しされる記録や保育案を書き直し、ついには満足に寝ていないため寝ぼけながら書いたのか、まさしく“みみずがはったような字”になっていました。
それでも彼女は一生懸命子どもを観察し、保育内容を考えてきました。

実習期間の後半は実際に子どもの前に立って保育します。
緊張して笑顔をひきつらせながら頑張っていましたが、途中でパニックになり
「コラーッ!! 動くなっ!! 」 (まるで刑事ドラマです)
と叫んでしまいました。
子ども達も私もその言葉にびっくり!! 目が点になり、子ども達は凍りついてしまいました。
あとで私からきつく指導を受けたことは言うまでもありません。(笑)

それでも子ども達はそんな一生懸命な先生が大好きで、実習最終日には
「先生、ありがとう(涙)」
と別れがつらくて泣いてしまうほどでした。
もちろん実習生の顔は涙でぐしょぐしょになっていました。

あの時の実習記録は彼女の宝物になっているそうです。







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by child-popup | 2011-01-29 20:29 | 思い出のアルバム | Comments(0)