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幼児教室 子育て支援


by child-popup

おかげさま

毎日冬季五輪の話題で日本列島悲喜こもごもですが、先日ママ友とこんな会話がありました。
「メダルを期待された若い選手(10代)って重圧で大変なのに、インタビューとかで感謝を口にする子が多いわね。
うちもあんないい子に育ってほしいわね~。」

強気でビッグマウスの方もいらっしゃいますが、日本には古くから「お陰様」という言葉があります。
「陰」は自分の周りのことで、そこに「お」と「様」をつけて感謝の意を表します。

自分のことで精一杯の時は他へ目が向くこともなく、周りへの感謝など出来ません。
10代の選手達が自然と感謝の気持ちを口にするのは、世界の舞台で活躍し、精神的にも自立しているからだと思います。

我が子も10代ですが、別に世界へ飛び立つ程の才能がある訳でもなく、何かというと「ママ~!」と甘えてくる一人っ子です。
周りに感謝の出来るいい子になってほしいと思いつつ、そんな子に育てられるか不安もあります。
親としては私もまだまだわからないことだらけですが、保育の面で気付いたことがあります。

どんなに幼い子でも、自分で考えられる子は自立が早いということです。
お茶をこぼしてしまったが親や先生がいない時、自分で考えられる子と考えられない子では行動が違います。
①とにかく何かで拭く
②自分の力では処理出来ないと判断して呼びに行く
③ひたすら困って何もしない
①②は自分で考えた結果の行動です。
実際にティッシュ一箱分を床に敷き詰めて拭こうとした子もいました。
本当は雑巾で拭いてほしい所ですが(笑)、自分なりに考えたことは偉いと思います。

まず自分で考えて行動出来るような環境にする。
大人が先回りして教えたり、すぐに援助しないということです。
それから身近な大人自身が周りに感謝する。
大人の姿勢は一番影響の大きい教材です。

私自身「おかげさま」という言葉を大切にして子育て出来ればいいなと思います。
そして自立した我が子が「おかげさま」の言葉の意味を知って使ってくれれば…と思います。
(いつになるやら…溜め息) 
by child-popup | 2014-02-13 11:37 | 子育て | Comments(0)