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幼児教室 子育て支援


by child-popup

ポップアップの自由遊び

時々「教室ではどういった指導をされるのですか?」とご質問を受けることがあります。
私が目指しているのは『興味・行動・判断』の芽を育てること。
ひとことで言えば自立を促す保育です。

教室で行う行事や絵画・音楽・体育的な保育は設定保育と呼ばれ、先生が誘導して子ども達に様々な経験をさせます。
それに反して自由遊びは自分で遊びを見つけ、自分で展開して深めていきます。
「自由遊びは子どもが勝手に遊んでいるだけでしょ?」と思われる方も多いと思いますが、ポップアップでは指導や援助が入ります。
確かに放っておいても子どもは勝手に遊びます。
でもそれだけではなかなか伸びないので、保育者の指導・援助が必要になるのです。

自由遊びの時間は先生に促されて何かをするのではなく、自分から遊びを見つけなくてはなりません。
実はこの「自分から」という所が重要で、自主性の基本となります。
遊びの天才と言われる子どもですが、近年自分から遊べない子どもが増えているのも事実です。
テレビやゲームなど受動的な遊びが多いと遊びを生み出す力、展開・発展させる力が衰えてきます。
何も誘導されなくても自分から遊びを見つけるということは自分から物事に取り組む積極性を育むことにつながります。

子どもの状態を把握し、どういう指導が有効かを探るのもこの自由遊びで見られる子どもの姿からです。
性格も発達も違う子ども達にすべて同じ指導でいい訳はありません。
ひとりひとりの子どもを見つめ、その中で必要と思われる方法を選択していきます。

自由遊びでの指導・援助は多種多様にわたります。
発見や工夫を認め、子どもが自分で発展させる力を伸ばすように援助します。
また、生活面での指導・人間関係・言語指導など遊びの中で必要に応じて指導していきます。
教えられて理解するというだけでなく、遊び(生活)の中で必要なことだから理解していくという形を取っています。

保育者の間でも決まったものを教える設定保育はどう行動すればいいかわかりやすいけれど、自由遊びの指導はどうすればいいのかわからないという声を聞くことがあります。
それだけ難しいことなのかもしれませんが、10年以上の保育経験で培った子どもを見る力と指導力をもって保育にあたりたいと思います。
少人数制ならではのきめ細かい保育で子ども達を伸ばしていきたいと思っています。
by child-popup | 2014-03-30 16:30 | 幼児教室のご案内 | Comments(0)