幼児教室 子育て支援


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カテゴリ:思い出のアルバム( 36 )

子どもの言い間違い

かつて 幼稚園に勤めていた頃も、幼児教室を開いている今も 共通して子ども達から言い間違いをされることがあります。

ひとつは「おばちゃん」
初めて親元から離れて過ごす子ども達にとって 身近な大人はこう呼ばれます。
今はさして気にならない歳になりましたが、20代の頃は さすがに嫌な気が
したものです。(笑)
子ども達の中では“先生”という認識がない為に このような言い間違いが
起きるのですが、存在自体は近くなっているので つい「ねぇ、ねぇ、おばちゃん」と呼ばれます。

そして もうひとつは「ママ」「おかあさん」
信頼関係が生まれ、子どもが安心感をもって過ごしている時に こう呼ばれます。
この言い間違いは 私自身が母親になったからか とても嬉しくなります。
そして「この場所、この時間だけでも 母親のように接していきたい」と思います。

どちらの言い間違いも 夏ぐらいまでで、そのうち「先生」が定着するのですが、私はどちらの呼び方も楽しんでいます。
なぜなら 子どもの中で 私を必要として呼びかけてくれるからです。
関わり自体がなければ 呼びかけることもありません。
「先生」でも「ママ」でも「おばちゃん」でも 子ども達が好きだと思って呼びかけてくれるなら 嬉しくなります。

以前は(若い頃は)四角四面に考えていたこともありましたが、今は見えることより
見えない部分を大事に考えるようになりました。
子どもの表現は その子の状態や思いを表しています。
言葉や態度の中に 子どもの心が隠れています。
それを受け止めることが 保育の原点とさえ考えています。
何気ない言い間違いでも 子どもの思いがわかれば 嬉しくなることも
たくさんあります。

これからも「ママ」と間違って言ってもらえるような先生でいたいと思います。
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by child-popup | 2012-05-04 13:56 | 思い出のアルバム | Comments(0)

お弁当はママのエール

この春から幼稚園へ行く子ども達の中には これから毎日持って行くお弁当を楽しみにしている子も多いと思います。
最近は給食のところも多いようですが、私がかつて勤めていた幼稚園もお弁当でした。
今日はお弁当にまつわるお話です。

幼稚園に勤めていた10年間、そして娘を通わせた3年間を通して感じたことが
あります。
お母さんにとって 毎日のお弁当作りは大変なことだと思います。
しかし 親の手元を離れて頑張る子ども達にとっては 大きな楽しみでもあります。
この“お弁当”は単に昼食という意味だけでなく、ママから子どもへのエールにも
なっています。

幼稚園はもちろん楽しい所ではありますが、寂しくなる時や頑張らなければならない時もあります。
そんな時“お弁当”は無言で応援してくれるのです。
給食もいいでしょうが、お母さんに作ってもらったお弁当を 子ども達はとても
楽しみにしていました。

前の晩に取り分けて入れたり、苦手なものが入る時もあります。
それでもお弁当の時間は笑顔があふれます。
娘が年長組の時には 遊び心でキャラ弁を作ったりもしましたが、親子で笑いあえる
いい機会のひとつになったと思います。
子ども達がお弁当を好きなのは、ママからの愛情を感じるからではないか…とさえ
思います。

卒園前に「幼稚園の思い出は?」と聞くと 必ず3位以内に“お弁当”が
入っています。
そして卒園式で「毎日 お弁当を作ってくれてありがとう。お母さんの作ってくれる
お弁当が大好きでした。」という言葉が出るのです。
運動会や生活発表会のような行事ではなく、毎日繰り返される 当たり前のように
なっていることなのに、子ども達の胸に大きく残っているのです。

確かに親としては お弁当のない日の朝はゆっくり出来て嬉しいと思いましたが、
初めて集団生活に入れる時に“お弁当”という形で応援出来て良かったと思います。
これからお弁当作りをされるお母さん、ふたを開けた時の我が子の笑顔を思い浮かべて 作って下さい。
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by child-popup | 2012-03-25 15:16 | 思い出のアルバム | Comments(0)

自主性を育てた誕生会

小学生の娘が「年度末だから クラスの思い出にみんなでお楽しみ会をするの。」と言っていたのを聞いて思い出したことがあります。

幼稚園に勤めていた頃のお話になります。
2か月に一度、全園児で開くお誕生会がありました。
講堂に集まってみんなでお祝いするのですが、年長のクラスを受け持った時 ある催しをするのが恒例になりました。
園全体でお祝いした後 各クラスに戻ってカルピスを頂きます。
そのクラスはひょうきんな子が多く、「いただきます」ではなく 誕生月の子を祝って「乾杯!」と言っていました。(笑)
そこで 自然発生したのが“宴会”でした。

5歳児には縁のない“宴会”という言葉にワクワクした子ども達は
だしものを企画するようになりました。
歌、ダンス、漫才、ショートコント、特技披露など 何でもありです。
回を重ねる毎にレベルも上がっていき、今度は何が飛び出してくるのやら
毎回楽しみにしていました。

幼稚園では その年、その月に定められたカリキュラムがあります。
それを達成すべく 先生が保育内容を考えたものを 設定保育と言います。
子ども達がやり始めた“宴会”は一見 ふざけているように見えますが、設定保育にも劣らない経験が詰まっていました。
まず ルールが出来ました。
① お誕生会はみんなの会だから 誰でも出演していいこと
② 人が催しものをしている時は ちゃんと見ること
③ 友達の誹謗・中傷にあたる内容はしないこと
④ かならず 拍手をすること
このクラスにはリーダー格の子がいなかったにもかかわらず このようなルールを
子ども達が決めたのです。

さて 内容になると これが大変です。
女の子の仲良しグループは ダンスをする と決めて、振り付けやら練習に
余念がありません。
ショートコントに使うバケツを貸してほしい という男の子がいたり、打ち合わせに
熱心な姿も見られました。
家で手品の練習をする子、テレビを見てはネタ帳を作って書き込む子など
様々な努力や工夫をしていることも聞きました。

自分達で決め、自分達で深め 広げていくには どれほど考えたり
練習したことでしょう。
しかし 無限の可能性に飛び込んだ子ども達の目は キラキラと輝き、
生き生きとした表情でいたことが忘れられません。




056.gif おしらせ 056.gif

ただいま 平成23年度の受講生募集をしております。
詳しくはブログのカテゴリ欄にある“幼児教室のご案内”をクリックして下さい。
もしくは 教室のお問い合わせ先までご連絡ください。

現在3歳児クラスのみの募集となっております。
定員になり次第締め切らせていただきますので、ご了承ください。

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by child-popup | 2012-03-19 13:01 | 思い出のアルバム | Comments(0)

あれから17年

このブログを始めて間もなく 昨年の1月17日にも阪神・淡路大震災のことを
書き綴ってきました。
あの時は年中組を受け持ち、子ども達の安否確認と保育再開に向けて
園舎復旧に走り回ったことが思い出されます。
幸い 誰一人ケガをすることなく無事でしたが、古い園舎はかなり傷み 結局
取り壊されることとなりました。

保育が再開されたのは2月。
なんとか園舎内のガレキを取り除き 壊れた所を応急処置していましたが、街全体としてもガスの復旧が出来ていなかったので ストーブが使えずに寒い中で過ごしました。

地震発生 当日の園舎内は無惨にも壁が崩れて あちこちガレキの山となっていました。
ここに子ども達がいたら…と思うと足のすくむ思いでした。
いくら片付けたとはいえ 保育室の壁にはひびが走り、天井には所々穴が開き、保育を再開しても大きな余震がきたら私一人じゃ守れない ととても不安な日々でした。
登園してきた子ども達には出来るだけ 保育室にいる時間を少なくするように ずっと
戸外あそびをしていました。
「先生~、またお外で遊ぶの~?寒いやんかぁ~」
「どっちみち ストーブが使えないんだから 鬼ごっこしてあったまろうよ!」
「うちのクラス、走ってばっかりやん。」
「文句言わないの!文句言ってると 先生が鬼になってタッチするからねぇ~!」
「キャ~♪」
今から思えば 震災の恐怖と その後のライフラインや食糧困難のストレスを 戸外あそびで体を動かし、声を出したり笑うことで発散していったのではないかと思います。

4月からの保育は園舎取り壊しの為、別棟で無事だった講堂で 複数クラスの壁のない
保育室が始まりました。
何もかも不自由な中ですが、それはそれで いい経験になりました。

今 東日本大震災で不自由な生活をされている方には“いい経験”だなんて とても
言えませんが、私は17年前の震災で街がボロボロになった映像を見ながら 改めて
みんなで手を携え、乗り越えてきたことを思い返します。
復興には長い時間がかかりますが、それでも17年間 なんとか前へと歩みを
進めてきた神戸に今も住んでいます。
東日本の被害は神戸とは比べものになりませんが、それでも 希望の光を見続けて
歩んでほしいと思います。
そして 少しでも役に立てるなら応援し続けたいと思っています。
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by child-popup | 2012-01-16 11:56 | 思い出のアルバム | Comments(0)

クリスマスの思い出 ②

以前勤めていたキリスト教の幼稚園でも ポップアップでも クリスマスは ただ
パーティーをしたり、プレゼントをもらう日という訳ではありません。
クリスマスは“優しさを分かち合う日”として子ども達に話しています。

ポップアップでは2歳・3歳の子ども達にも出来ることがあれば…と 優しさについて
考えながらクリスマスを迎える準備をします。
2歳児クラスの男の子でしたが おうちでこんなことを言っていたそうです。
「ボク、サンタさんからお菓子 もらうねん。
でも ちょっとだけもらったら、あとはお姉ちゃんやママやパパにあげる。」
家庭の中では一番幼いので 今までしてもらうばかりだったのですが、自分なりに
考えていたようです。 (彼は言葉通り実行しました。)

他にも「ありがとう」をたくさん言おうね、と伝えていますが こんな話も
聞きました。
「子どもが 何かをしてもらうと“ありがとう”と言うようになりました。
それで 上の子も ありがとう と言われることで 以前より優しくなりました。
今では家族の中で“ありがとう”とお互いに言うことが増え、笑顔も増えています。
今までクリスマスの本当の意味を知らずにいましたが、ステキなクリスマスになって
良かったです。」
2歳や3歳の子ども達に どこまで伝えられるか不安でしたが、人が人として生きていくのに不可欠な“優しさ”に気づいてもらえたら こんなに嬉しいことはありません。

“優しさ ”を育てる ということは難しいのかもしれません。
「人には (お友達には) 優しくしなさい。」と いくら言葉で教えても 自分で気づき、
経験し、心が育たなければ“優しくする”ということが出来ません。
大人になった時 “優しさ”は大切だと 頭でわかっていても 何をどうすればいいのか
わからないのです。

“優しさ”は想いを寄せることから始まります。
自分のことしか考えられない弱い人は 誰かのことを想い、行動に移すことなど
出来ません。
感謝の出来る人は 自分の為に誰かが動いてくれることを知っています。
だから 自分にも、出来ることは誰かの為に動こうとします。
そして“優しさ”はまた “優しさ”を生みます。
いきなり 顔も知らない どこかの国の 誰かの為に というのは難しいでしょうが、せめて家族の中で 思いやる心を持つ機会になれば幸いです。




055.gif おしらせ 055.gif

いろんな声を反映して、このブログがみなさまのお役にたてたら…と思っています。
ご質問やご要望がありましたら、コメント欄に書き込んでいただくか(欄外右下のcommentsをクリックして下さい)、
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by child-popup | 2011-12-09 16:14 | 思い出のアルバム | Comments(0)

クリスマスの思い出 ①

このタイトルだと恋人同士のあま~い思い出を連想しますが、幼稚園時代を含めた
子ども達のエピソードです。

私が勤めていた幼稚園はキリスト教の幼稚園でしたので、クリスマスは
一大イベントでした。
年長組はキャンドルサービスに聖劇 (イエス・キリストの生誕を劇にしたもの)
をします。
年中・年少組も クリスマスの本当の意味を知り、みんなで準備します。

12月24日のクリスマス・イブや25日のクリスマスは冬休み中となるので、その前に“おささげ”といって馬小屋の中のイエス様に献金をします。
ただ お金を差し出すのではなく、子ども達の想いがいっぱい詰まった献金です。
日本国内のみならず世界中の恵まれない子ども達に心を向け、自分達で出来ることを
して“優しさ”を贈ろう というのが主旨です。

おささげの時に四角い牛乳パックをかかえてきた子がいました。
持ってみると ずっしりと重いので驚いて聞いてみました。
すると その子は嬉しそうに こう答えました。
「お母さんと相談して お手伝いをしてお金を貯めたの。
これがミルクになって赤ちゃんにあげてもらえたら嬉しいなぁ。」
中には10円玉や50円玉とともに 優しさがいっぱいつまっていました。

毎年買っていたクリスマス・ケーキを買わずに献金してほしい とお母さんに
頼んだ子もいました。
「ボクには いっぱい食べ物もおかしもあるから ケーキぐらいガマンしてもいい。
きれいな水も飲めないような所にいる子に何かしてあげたい。」

サンタさんにお手紙を書いた子もいました。
『サンタさんへ
私にはお父さんもお母さんもいます。
あたたかい ふとんもあります。
食べるものも いっぱいあります。
だから 私のプレゼントをほかのお友だちにあげてください。
いつも ありがとう。』

そんな子どもの気持ちを知って こんな事をしてくれたお母様もいました。
「毎年 自分へのクリスマス・プレゼントに…と化粧品を買っていました。
でも 子どもが一生懸命考えて思いやる姿を見て 今年はその分を献金させて頂きます。
紅筆を使えば 口紅一本ぐらい買わなくても大丈夫です。」
と笑って話して下さいました。

子ども達の姿にも そしてお母様の話にも、その優しさに胸がいっぱいになったことを思い出します。

続きは また・・・。
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by child-popup | 2011-12-07 15:42 | 思い出のアルバム | Comments(0)
秋も深まるこのシーズンは音楽会や劇遊びなどの生活発表会のシーズンでもあります。
今日は幼稚園時代の思い出話を書いてみようと思います。

年長組を担任していたある年、劇遊びで「泣いた赤鬼」を取り上げました。
楽しいお話、ハッピーエンドが好きな私としては悩みましたが、とてもチームワークの良いクラスだったので“互いに友達を想う”ということを深めようと
この話に決めました。

案の定 子ども達は赤鬼にも青鬼にも思い入れ、劇遊びを作っていく段階から
心が育っていく様子が見て取れました。
普段の生活の中でも 友達を思いやり、「ありがとう」と笑顔が増えてきたのです。
劇遊びの根本的なことが わかった子ども達は どう表現しようかと
日々 考え始めました。

こんな姿を見ている担任がボーッとしている訳にはいきません。
先生の仕事として 大道具・小道具作りがありますが、舞台の奥に吊るす背景も
そのひとつです。
子ども達の想いに応えるべく、紅葉の山々を描きたいと思いました。
しかも 出来るだけ美しいものを 子ども達の手で…。

教室の床一面に模造紙を敷き詰め、いくつもの山の下書きをして 絵の具と筆を
用意しました。
子ども達には裸足になってもらい、背景の制作開始です。
描き方は絵の具を塗り広げるのではなく、全て筆を押さえるだけの点画法です。
大きさが大きさだけに 時間と根気がいりましたが、子ども達は夢中で
制作しています。
(その日は小学校で 就学前健診があり、絵の具だらけの足で恥ずかしかったと お母様方からお叱りをうけました。(笑))
子ども達が帰った後、霧吹きに白い絵の具を入れて吹き掛け、山あいの霧を描いて
完成です。

この背景は青鬼の住む山奥を描いたものなので 劇の最後にしか登場しません。
劇遊び当日、子ども達の心をこめた表現にお母様方も見入っていました。
ラストシーンで赤鬼が青鬼の家を訪ねて置き手紙を読みます。
日本画のような (ちょっとほめすぎ?!) きれいな背景が現れ、赤鬼が思いを込めて
叫びます。
「青鬼くーん、ありがとう!! ボクの大切な友達!! 」
子ども達が全員で叫ぶそのセリフで劇遊びが終わるのですが、観客皆様が泣いてらしたので、私も子ども達も胸が熱くなりました。

たった一幕に全てを込めて表現したことが伝わったことは 子ども達はもちろん、私も嬉しかったことを覚えています。
こうして 子ども達が想いを込めて作った劇遊びは 今でも秋の山々を見る度に
思い出します。
あの時の子ども達は 友達や仲間を大切にする人に成長してくれているかしら…?
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by child-popup | 2011-10-31 11:36 | 思い出のアルバム | Comments(0)

一生懸命

今日は幼稚園に勤めていた頃の思い出話です。

初めてクラス担任となり、4歳児 42名を受け持ちました。
とっても元気な子ども達でしたが、体の小さい子が多かったので 生活発表会の
劇あそびに“一寸法師”をすることにしました。

先輩の先生方に「そんな 難しいのを選んでどうするの?」と言われましたが、子ども達といろいろ考えて“小さい”一寸法師と“大きな”鬼との対決や 打出の小槌で
大きくなっていく様子を表現しました。
毎日あれこれ劇あそびのことばかり考えていましたが、それは私だけでは
ありませんでした。
「この場面はこうしよう。」「みんなで声を合わせた方がいいんじゃない?」「元気が足りないから もっと気合い入れんと…。」と子ども達からも意見が出ます。
お母様方からも「家でずっと練習しています。おかげで観る前からセリフを覚えて
しまいました。(笑)」という声を頂きました。

私はいろいろな面で“厳しい先生”という評判でしたが、当の本人とクラスの子ども達は“けじめをつけることは当たり前”と思っているので、鬼の形相で取り組んだ記憶はありません。(笑)
しかし 劇の間 待っている時は背筋を伸ばして正座していました。(日頃から背筋を伸ばして話を聞くようには教えていましたが…。)
なぜなら 出番の子も 待っている子も劇を一緒に作っているからです。
そんな姿勢が認められてか、園長先生から言い渡された発表順は大トリでした。

大先輩の先生をさしおいて…と 辞退を申し出ましたが、園長先生に
こう言われました。
「予行練習を見ていて、この子達なら最後まで頑張れる と思ったから決めたのよ。
それに とってもいい顔をしてたから…。」
かくして 不安いっぱいになりながら、6クラス最後の発表となりました。

その日は朝から緊張してあまり記憶がありません。
でも子ども達と元気いっぱいの“一寸法師”をやり遂げることが出来ました。
どの子も一生懸命で目がキラキラしていました。
最後にお辞儀をして顔を上げた時の満足そうな顔は 今でも忘れません。
その頃は出番が終わったクラスにクリームパンが差し入れられるのが恒例でした。
朝からずっと緊張して、達成感とともに 口に入れたクリームパンは特別な味が
したそうです。
「先生!このクリームパン、世界一おいしいわ!」「こんなにおいしいパン、
食べたことない!」
「それは一生懸命頑張った子だけが味わえるのよ♪」
「そうか!特別なんやなぁ♪」
みんな はちきれんばかりの笑顔でほおばっていました。(笑)




055.gif おしらせ 055.gif

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by child-popup | 2011-10-23 08:49 | 思い出のアルバム | Comments(0)

思い出の運動会 ②

発達遅滞の男の子を受け持った時の運動会。
練習ではスタートの合図で走り出すどころか 座り込んでしまい、いつも最後に担任の私がついて走ることに…。
障害物競争なのに 一切障害物にチャレンジするそぶりもないので、とりあえず
完走出来ればいい…と思っていました。

運動会当日、いよいよ障害物競争の番です。
彼もスタートラインに立ちましたが、やはり走り出さずに座り込んでしまいました。
仕方がないので 全員走り終わった後に 私と二人でトラックを回ることに
なっています。
私は走り終わったクラスの子ども達に声を掛けました。
「今から○○くんが走るんだけど、今日は先生じゃなく お友達がついてほしいの。
○○くんと一緒に走ってくれる人、手を挙げて。 」
子ども達は ちょっと驚いた様子でしたが、何人かが手を挙げてくれました。
二人の男の子に頼み、彼の両サイドにつかせて三人でスタートラインに立たせました。

もし 走り出さなければ…と不安になってスタートラインを見た時、大丈夫 と
確信しました。
三人が手をつないで嬉しそうに笑っていたからです。
スタートの合図と同時に三人で走りだし、そのまま障害物へ…。
二人の友達は手助けしながら 彼を応援しています。
初めてこなす障害物に戸惑いながらも 側にいる友達と、クラスの子ども達の声援と、会場から沸き起こった拍手に応援されて最後まで走りきりました。

三人とも笑顔でゴールした時 彼はもちろん、ついてくれた二人の男の子も、クラスの子ども達みんなを抱きしめたくなりました。
人が人を大切にするって こんなにも胸が熱くなるのか と感動したのは私だけでは
なかったようです。
クラスの保護者席に目をやると お母様方が涙をぬぐっていらっしゃいました。

後日 写真屋さんから 一枚の写真を渡されました。
三人の真ん中で ゴールテープを切る彼は とびっきりの笑顔でした。
いつも無表情で感情を表現しない 彼の初めて見る笑顔です。

私にとって 忘れられない運動会になりました。




072.gif 秋季募集のおしらせ 072.gif
来年度 幼稚園に入園することになったけれど 親元を離れて大丈夫かご心配な方、幼児教室ポップアップに預けてみませんか?
ごあいさつ、お返事、話を理解して聞く…など 集団生活の基本を教えます。
また 活発になってきて家庭の中だけでは大変…と思われる方、プチ幼稚園の感覚でお預かり致します。
詳しくはカテゴリ欄の“幼児教室のご案内”をクリックし、平成23年度募集をご覧下さい。


056.gif 来年度受講生募集のおしらせ 056.gif
・10月3日より 平成24年度受講生申し込み 受け付けを開始いたします。
・3歳児クラスに限り、2歳児から引き続き受講される方 (9月現在 在籍) を優先させて頂きますので、ご了承下さい。
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by child-popup | 2011-09-28 10:35 | 思い出のアルバム | Comments(0)

思い出の運動会 ①

そろそろ秋の運動会シーズンです。
今日はかつて幼稚園に勤めていた時の思い出深いエピソードをご紹介します。

以前にも少し書いたことがありますが、軽い障害を持つ子を受け持ったことが
ありました。
そのうちの一人、発達遅滞の男の子が運動会に参加した時のことです。

障害物競争をすることになりました。
スタートラインに5~6人並び、先生の笛を合図に みんな走り出します。
しかし その子はいつも座り込んだまま動きません。
担任の私が側について一緒に走ると、何とか動いてくれるものの 網くぐりや
タイヤ渡り、フープの輪くぐりなど いっさい障害物を越えようとはしません。
本番までに なんとかしないと…と焦りつつ とうとうその日を迎えてしまいました。

クラスの子ども達は一学期から その子だけ様子が違うことに気づき、担任と
同じように、いえ それ以上のきめ細かさで 彼をサポートしてきました。
最初は担任が側につかないと すぐに座り込み、その場を動かなかった彼も、少しずつ友達に慣れてきて 同じクラスの子ども達だと 先生がいなくても行動出来るように
なっていました。

私は彼に限らず、どんなに手が掛かっても 排除したことがありません。
一人に手が掛かれば 他の子ども達は当然 先生に助けてもらう ということが
少なくなります。
それでも 受け持ったからには 同じクラスの一員として放ってはおけないのです。
この年の子ども達も 先生の助けが少ない という事態に陥りましたが、友達同士で
助け合い、彼の面倒まで見てくれる しっかりした心優しい子ども達に
育ってくれました。

さて 運動会当日、園庭は子ども達を応援する家族の方達で埋まり、異様な雰囲気に
なりました。
クラスの子ども達は 少し緊張しながらも張り切っています。
私はひたすら障害物競争が気掛かりでした。
スタート地点で並ぶのは みんな他のクラスの子ども達です。
担任のサポートがないと走らない彼だけど、もしかしたら……。
私にひとつのアイデアがひらめきました。

< つづく >




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by child-popup | 2011-09-27 11:57 | 思い出のアルバム | Comments(0)