幼児教室 子育て支援


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カテゴリ:ことばのなやみ( 6 )

言葉の発達

ちょうど一年ほど前に「言葉が遅くて なかなか話さないので心配」と相談を
受けました。
2歳を過ぎた男の子のママからでしたが、言葉の発達を気にされる方は
少なくありません。
今日は そんな“言葉の発達”についてお話しようと思います。

2歳頃になると思考能力も高くなり、言葉を習得していきます。
しかし個人差があるので よく喋る子と 一言も声を出さない子がいるほど
違いがあります。
2歳になったのに喋らない と焦る必要はありませんが、 子どもの様子を
よく見る必要はあると思います。

相談を受けた時は お子さんに会わせてもらい、どんな様子なのかを見せて頂きます。
私は言語の専門家ではありませんが、その子が どのような性格なのか、どんな生活をしているのか、精神的 もしくは 肉体的にどのように発達しているのか は見ることが
出来ます。
たいていのお子さんは あまり喋る必要がないような生活をしていたり、関わりの中で言葉をあまり使っていない というケースでした。
中には 精神的にダメージを受けて 言葉を出さなくなった子や 発達自体に問題のある
お子さんもいました。

一番深刻なのは 自分のことを表現しようとしない子です。
これは言語発達の分野ではなく 幼い時からの人間関係 (特に親子関係) に
問題があるか、心の病気などが原因となることがあります。
この場合は まず問題を対処しなければ 言葉はもとより 様々な分野で発達障害をきたすおそれがあると思います。

親から愛情を受けて育った子は 自然と自分の意思や欲求を表現する為に言葉を
使い始めます。
当然 幼児音といわれる赤ちゃん言葉が含まれますが、言葉を正しく教えていくと
使っているうちに発達して5歳までには親と変わらないような言葉を話します。

大切なのは まず“きちんと聞いてあげる”ことだと思います。
子ども相手だからと 向き合ってくれない人に 話をしようと思わないのは
当たり前です。
何かしら表現している子どもの思いを受け止めようとすれば 子どもはどんどん
思いを伝えようとします。
次に 童謡や絵本などで きれいな日本語に触れる機会を多く持てば 言葉の発達を
援助することになります。
どうぞ お子さんと会話を、気持ちのキャッチボールを 楽しんで下さい。




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by child-popup | 2012-02-24 15:02 | ことばのなやみ | Comments(0)

子どもの言葉遣い

2歳を過ぎると 様々な言葉を覚えて使いはじめ、自分の思いや考えを言葉で表現しようとする姿が見られます。
しかし個人差が大きく、よく喋る子もいれば あまり言葉を発しない子もいます。
3歳になるまでは 様子を見てもいいと思いますが、心配なら乳幼児の発達に詳しい方や機関に相談されるといいでしょう。

さて “言葉遣い”ですが、これは子どもの環境そのものです。
つまり まだ集団生活に入らない幼児は 家庭が生活環境となり、そこで飛び交う言葉が自然と身につきます。
一番影響を与えるのは 一緒にいる時間が長い人なので、その人がきれいな日本語を
使えば 子どももそれが普通となり、同じように使います。

子どもが幼稚園や学校に行くようになると環境が変わり、友達と言葉を交わすうちに 言葉遣いも変わってきます。
よく 集団生活に入って言葉遣いが悪くなった という話を聞きますが、慌てる必要は
ありません。
三つ子の魂 百まで と言われるように3歳までに家庭で躾されたことは その子の
基盤となります。
友達とコミュニケーションを取る為に 流行している言葉や少々乱暴な言葉を使う時があるかもしれませんが、それは一過性のもので いずれ家庭で使う言葉に戻ります。

ただ 「死ね」「殺す」とか「アホ」「バカ」「ボケ」など 相手を罵倒する言葉は
いたずらであっても使ってはいけない言葉だということを しっかり教えて下さい。
なぜなら 言葉はコミュニケーションで用いられるのと同時に 使う人の心の状態も左右する力を持っているからです。
口に出した言葉は 音として自分の耳に入り、脳に届きます。
相手を罵倒して言ったつもりでも 本当は自分の心がどんどんすさんでしまうのです。

家庭の中まで標準語にする必要はありませんが、集団生活であまりにもかけ離れた
言葉を使うと なじみにくいので、そこそこに応じた言葉遣いを教え、親子で
使ってみるのもいいかと思います。
特に「ありがとう」は言った方も 言われた方も優しい気持ちになれる言葉なので、
たくさん使うことをおすすめします。




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by child-popup | 2011-09-20 10:57 | ことばのなやみ | Comments(0)
彼女の発音は濁音が多くてわかりづらいのですが、入園して半年以上が経ちお母様の努力の甲斐もあって、少しずつ理解できる言葉が増えてきました。
(一番最初にわかった言葉は彼女が一番よく使う「あでぃがどう(ありがとう)」でした。)
お母様も子どもの気持ちを受け止め、責める言葉が少なくなって、彼女の言葉を待つようになりました。

その頃園長先生にこう言われました。
「先生、最初はとても大変だったけど、この頃あの子と先生の関係を見て他の子ども達の成長も見えるのよ。」
「あの子との関係?」
「先生は○○ちゃんがトイレに行くとき、いつもついて行くでしょ? そして○○ちゃんがトイレから出てくるまで話しかけながら待ってるでしょ?
あなたは“先生”として子どもにいろいろ教えなきゃ という気持ちが強い人だけど、○○ちゃんを受け止めてまってあげるゆとりみたなのが出てきたわね。
先生のクラスの子ども達も“待ってあげる”から伸び伸びしているわよ。」

彼女はトイレのドアを閉めると暗くなるのが怖くて、トイレの中でいつも私に話しかけていました。
「でんで~、おどぅ?(先生、おる?)」
「ここにいるよ~。」
「おっでよ~、○○ちゃん どわい。(おってよ~、○○ちゃん こわい)」
「先生、ここでまってるよ。こわくないよ。」
「でだよ~。(出たよ~)」
( そんな報告、イランけど(笑) ) 「…(黙)」
「でんで~っ!! おどぅの~?(泣) (先生~、おるの~?)」
「いるよ~。泣かなくていいから、ちゃんと流して出ておいで。」
「ばがっだ。おっでね。ばっででね。(わかった。おってね。まっててね。)」
こんな会話が延々と続くのを園長先生が聞いてらしたようです。

確かに彼女のペースに合わせることが多くなって、他の子に対しても子どもの声をよく聞くようになりました。
子ども達の思いを受け止めることが、何かを教えるより まず優先するべきだと気付かされたのです。
私が彼女に教えたことより、私の方が教えられました。

彼女は成長期にあごの発達が遅れたこともあって、長らく正しい発音に苦労したようですが、6年生の時には他の子と変わらない発音で話せるようになっていました。




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2歳児クラス、3歳児クラスともに定員5名です。
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by child-popup | 2011-02-02 10:35 | ことばのなやみ | Comments(0)
彼女はよく喋るのに何故正しい発音が出来ないのか不思議に思っていました。
お母様に聞いても発音器官に異常はないとのこと。
私はことばの研究者でも専門医でもないので、発音出来ない原因はよくわかりませんでしたが、子どもが成長するのに、少しでもことばの問題が解決できたら…と思ったのです。

彼女はよくよだれが出ます。
4歳を過ぎていましたが、どうも2歳児ぐらいの発達なのです。
6月の歯科検診の時にも歯医者さんから
「年齢のわりにあごが小さく、発達していないようだ。」
と言われました。そして気がかりだったのは
「言語センターに連れて行った時、子どもが喋れないのは母親のせいだ と言われたことがつらくて…。」
というお母様の言葉でした。
言語センターの先生方はそれこそことばのプロです。何故母親のせいなのか、とても気になりました。

それから毎週個人懇談をして彼女の生活を聞きました。
しかしお母様からの話はほとんど子育ての大変さと子どもが喋らないつらさ、几帳面な母親から見れば子どものふがいなさが腹立たしい、というものでした。
お母様はすべての物にアイロンをかけ、汚れるということに敏感な潔癖症気味の方でした。
ゆえに子どもが汚してしまったり、失敗したことがなかなか許せず、怒ると20も30も責める言葉をあびせていたのです。
ついに彼女は母親に怒られることが怖くてあまり話さなくなったようです。

彼女はトイレがなかなかガマンできなくて、毎日のようにパンツを濡らしてしまい、その度に怒られていました。
そこでお母様に2つのことをお願いしました。
“叱る時はそのことだけ叱ること”
“トイレの失敗だけは叱らない”
渋々約束していただきましたが、お母様のイライラも積もっていきました。
しかしある出来事があったのです。
幼稚園から帰ってきていつものように、イライラしながら濡れたパンツをお風呂場で洗っていたとき、お母様の背中の後ろから声がしました。
「おだあだん、どえんね (おかあさん、ごめんね)」
彼女の素直な思いでした。
その時お母様はハッとされたそうです。
“いつも腹立たしくて自分の思いを子どもにぶつけていたけれど、子どもの思いを聞いてあげたことがない”
そしてそれがきっかけで、子どもの声に耳を傾け始めました。

〈つづく〉



〈 ひとりごと 〉
最近寒いですねぇ…。
母から勧められて、生姜 にはまっています。
最初は生姜紅茶だったんですが、今は「たべる生姜」という味付けで煮込んだものを愛用しています。(笑)
体脂肪が減ると言われてやりはじめたのですが、新陳代謝がよくなって血行がいいのか、あまり冷えなくなりました。(まだやせはしませんが…(笑))
寒い日でも手先はけっこうぬくぬくするので気に入ってます♪
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by child-popup | 2011-02-01 09:44 | ことばのなやみ | Comments(0)
初めてことばに問題を抱えた子を受け持った時のお話です。

彼女は4歳児で入園してきたのですが、発する言葉が“ことば”として認識出来ないため、あちこちの幼稚園を断られ、ようやくたどりついた幼稚園は自宅から電車で1時間以上も離れたところでした。
自宅からの通園は無理なため、幼稚園の近くにアパートを借りるほどお母様は切羽詰まっていらしたようです。
縁あって、私が受け持つことになりましたが、大変な毎日が始まりました。
ただでさえ4月は幼稚園に慣れるまで泣く子や、脱走をはかる子がいて大変なのに、彼女は他の子と関わることが出来ず、担任が側にいないといつもひとりぼっちだったのです。
仕方がないので、私は彼女を連れ歩くことにしました。
泣く子二人を片手ずつだっこし、彼女は私のキュロットをつかませて歩くということも日常でした。(あの時はトイレにも行けなかったっけ…)

彼女はよくしゃべってくれるのですが、何を言っているのかさっぱりわかりません。
何度聞き返してもわからず、いつも
「ごめんね。先生、○○ちゃんのお話がわからないの。」
と謝っていました。彼女も一生懸命伝えようとするのですが、私にわかってもらえないことで悲しそうな顔をしていました。あの時は本当につらかったです。

彼女に手がかかる分、他の子をほったらかしにしているんじゃないか、という思いがありましたが、そんな心配はいりませんでした。
私が彼女を邪険にせず、むしろ大切にする姿を見てクラスの子ども達もみんな彼女を大切にしはじめました。
言葉として関わることが出来なくても、園生活の中で彼女を支えはじめたのです。
登園してきた彼女の手をひいてお部屋まで連れてきてくれたり、全体での集会や行事などでも子ども達が彼女を連れて移動したり整列させていました。
そのうち驚いたことに、子ども達が彼女の通訳をするようになりました。
いつものように彼女の話がわからなくて困っていると
「先生、○○ちゃんね、お外で遊びたいって言っているよ。」
と助けてくれます。不思議なことに大人が全く理解できない発音をクラスの半数の子が通訳できるのです。
本当に優しい子ども達でした。

ひとりひとりを大切にするという気持ちが子ども達にも伝わったようで、嬉しかったことを覚えています。

〈 つづく 〉




※ まもなく新コーナーを作ろうと思っています。テーマは遊び場情報。
どこに連れていけばいいのかお悩みの方に助かるコーナーになればと思っています。
神戸市近辺の方情報をお寄せ下さい。よろしくお願いします。(笑)
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by child-popup | 2011-01-31 13:33 | ことばのなやみ | Comments(0)

ことばのなやみ

よく 「言葉が遅くて…」 と悩んでいる方から相談を受けます。
言葉の発達は個人差が大きく、3歳になるまではしゃべらなくても見守ってあげましょう。
特に男の子は女の子に比べて遅い子が多いので、言葉ではなく態度で意思や感情を表現する姿をよく見かけます。

言葉の指導の時は、子どもが何を伝えたいのかわかっていても
「なぁに?」
と優しく聞いてあげて下さい。
何度も聞き直すと、子どもも伝わらないことに怒ってしまうので
「○○がほしいの?」 「○○したいの?」
と必ず単語を入れて聞いてあげましょう。
言葉を使う必要性があれば子どもは習得していきます。
逆に何でも先回りして、子どもの要求をすぐ お母さんがしてしまうと、言葉の必要性が低くなってしまいます。

次に幼児音についてですが
カ行 → タ行 (ちゅうちゅうしゃ=救急車)
サ行 → シャ・シュ・ショ (しゃかな=さかな)
長い単語の組み替え (おすくり=おくすり)
などはよく見られます。言葉の成長段階なので、あまり気にしなくてもいいと思います。
ただ、5歳になっても幼児音が残る場合は発音になんらかの原因があるかもしれないので、気を付けてあげて下さい。

言葉に問題を抱える子を数人受け持ちましたが、
もともと発音器官に問題がある 直接要因
精神的にダメージを受ける 内的要因
言葉の必要性を奪われた 外的要因
の3タイプに分かれると思います。

直接要因に関しては3歳児検診の時に診て頂くか、かかりつけの耳鼻科で相談されるといいでしょう。

内的要因は 夫婦関係がうまくいかず、子どもの前で激しくケンカすることが多いとか、兄弟のいる子で上の子ばかり あるいは 下の子ばかりかわいがる とか、母親から言葉の暴力を受けるなど
心が悲鳴をあげると言葉は出なくなります。

外的要因は子どもをかわいがるあまり、子どもが要求する前から何でもやってしまうお母さんと
子どもの声を聞く時間とゆとりがなくて、機械的に子どもの世話をしていたお母さんの
両極端なタイプがありました。

どの問題も解決は簡単ではありませんが、必ず突破口はあります。

以前、外的要因の忘れられない子を受け持ちました。
保育をはじめお母様も壮絶な日々でしたが、そのお話はまたの機会に……。
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by child-popup | 2011-01-25 10:22 | ことばのなやみ | Comments(0)