幼児教室 子育て支援


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手のかからない子

子どもと一緒にいると、何かと手がかかって大変です。
特に乳幼児は汚す・散らかす・壊す・泣く・怒る が得意技です。(笑)
でも、本当はよく笑うし、様々なことを見たり聞いたりして、しっかり学習もしています。
ただ、手の掛かることをされると親の労力も増え、記憶に残りやすいので「手の掛かる子は大変」となります。

逆に手のかからない子という場合もありますが、保育者の立場から言うと注意して見てあげないといけないと思います。
手のかからない子というのは親から見て問題のある行動を取らない「いい子」ということなのですが、ともすれば落とし穴があります。

この場合の「いい子」とは…
親にまとわりつき、要求や文句を言わない。
あまり汚したり壊したりせず、おとなしく遊ぶ。
言われたことをすぐ実行出来る。
大人の言うことをよく聞き、聞き分けがいい。
友達や兄弟とケンカをせずに遊ぶ。

一見「いい子」なのですが、未熟な子どもが物事を理解して行動出来るはずもなく、大人にとって「都合のいい子」ということになります。
物事を理解するには経験が必要です。
乳幼児は人生の経験を始めたばかりの時期で、何をやっても不十分でややこしい事態になることが当たり前なのです。

しかし「手のかからない子」は実在します。
経験がなく未熟なのに問題になるようなことがない。
たいてい親の顔色を伺う賢い子です。
経験がないからいい事なのか悪い事なのかは判断出来ないけれど、「これはママに叱られそう」「これなら大丈夫」という判断は出来るという訳です。
こういう子はまず基準が「叱られそう」か「そうでないか」であり、自分の気持ちや意思の表現は二の次になっています。
自分の思いを親にぶつけるより、親が望む「いい子」を選んでしまった子は親子関係でも後の人生経験でも多かれ少なかれ障害が出てきます。

親に対しては愛されているという絶対的な安心感を持って何でもぶつけて行ける子、失敗を積み重ねて自分で判断して成功へと進む子は、どちらかというと手がかかります。
親が過分に「いい子」を求めて期待したり、過干渉で「いい子」を作っていると大どんでん返しもあり得ます。

子どもは何かすると失敗するのが当たり前。
そこから次へと学んでいく大切な時期なのです。
顔色を伺って失敗の経験が少ないと、乗り越えていく精神力や判断力・思考力が成長しにくくなるので、気をつけてあげて下さい。
by child-popup | 2013-10-07 11:04 | 子育て | Comments(0)